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基礎の話
2013.02.27
基礎の話:基礎は土台の下のコンクリートの事で、今は鉄筋が基準法で決められたピッチで入ります。
昔は 玉石を置いてその上に柱を建てました(掘っ立て方式)が、その後 無筋のコンクリートで土台部分を帯状に流してその上に土台を敷いて土台の上に柱を建てるようになりました。
その木造用の基礎に鉄筋が入るようになったのは、まだ30年経ったかどうか位の話です。
ベタ基礎が標準のように使われてきたのはここ10年か15年前の事です。
それでも風窓部分が地震の度にヒビ割れしてしまう為に、風窓の代わりにネコ基礎と言う方式が
多くなってきて、今はそれが主流となっているようです。
が 1歩進んで、基礎下(床下)を部屋の環境として扱って、密封してしまう方式が増えてきています。
これは工事の管理が必要で、間違えると床がすぐ腐る恐れがありますが、耐寒さに対して最強の家と
なる訳です。床下に機械換気を入れて、床下の空気を拡販して、腐敗菌が発生しないように管理する必要が
ありますが、今の時点では 高級な住宅の部類では結構 使用しています。
以上 ベタ基礎の中でも 床下の空間を部屋と見るか 床下の外と見るかで、家の断熱が大きく変わって来ます。
また、従来のベタ基礎は一度耐圧盤を打設して(基礎底のコンクリート盤)その基礎の立ち上げを再度 打設する
訳ですが、その継ぎ目から雨水が浸入して中(床下)に水が溜り床下の木材に大量のカビが発生したり、腐敗菌が
充満して土台をふかふかにしてしまう事があります。そこで考えられたのが 耐圧盤と立ち上げの一発打設方式です。 当社では、ベタ基礎の一発打ちと同時に基礎の中と外の断熱材を両方に施工して 床下も部屋内環境として強制換気システムを推奨しています。