トイレで水を流すと「ゴン!」と響く異音…原因と、今すぐ自分で できる意外な解決策とは?
2026.01.18
トイレを流した瞬間に、壁の奥で『ゴン!』と大きな音がする・・・」 先日、10年前に弊社で家を建てていただいたお客様から、このようなご相談をいただきました。
実はこれ、「ウォーターハンマー」と呼ばれる現象です。
放っておくと配管を傷める原因にもなりますが、実は専門業者を呼ぶ前に、「ある場所」を少し調整するだけで解決することが多いのです。
今回は、家の事を小さなことから、全体まで観る 建築大工技能士の視点から、その原因と簡単な解決方法をお伝えします。
なぜ「ゴン!」と音がするのか?
トイレや洗濯機の水を急に止めたとき、流れていた水の勢いが逃げ場を失い、配管の中で激しい圧力がかかります。
①配管の振動: その衝撃で配管が揺れます。
②バンドの緩み: 10年、20年と経つうちに、配管を固定している「支持金具(バンド)」がわずかに緩むことがあります。
③音の正体: 揺れた配管が、緩んだバンドや壁の構造体にぶつかって「ゴン!」という衝撃音が発生するのです。
【裏技】 業者に声を掛ける前に、 元栓を少し閉めるだけ !!
意外かもしれませんが、これだけで解決することがほとんどです。
①なぜ効くのか?: 元栓を少し絞ることで、配管内を流れる水の「勢い」がわずかに抑えられます。すると、水を止めたときの衝撃圧が弱まり、音が鳴らなくなるのです。
②コツ: トイレの水の流れが悪くならない程度に、少しずつ回して調整するのがポイントです。
それでも直らない場合は?
もし元栓を調整しても音が消えない場合は、本格的に配管の固定(バンドの締め直し)や、衝撃を吸収する専用の「水撃低減器」の設置が必要かもしれません。
特に築35年を超えると、目に見えない部分でのメンテナンスが必要な時期でもあります。
住まいの「かかりつけ医」として
今回のお客様も、元栓の微調整で無事に音が収まり、「こんなことで直るのね!」と大変喜んでいただけました。
家は建てて終わりではありません。10年、20年経ったからこそ出てくる小さなお悩みも、お気軽にご相談ください。
東村山市の「家のかかりつけ医」として、現場を知る 電気・水道・大工まで豊富な知識を持つ1級建築施工管理技士が丁寧にお応えします。