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基礎の工法(2)

2018.01.02

基礎の巾は昔は105mm、通常は120mm 現在は150mmが多くなっています。鉄筋のコンクリートかぶり厚の関係で150が標準になっているようです。
 通常の基礎に断熱をプラスした基礎断熱の方式ですが、板状の断熱材を外面に断熱材を貼る方式と内面に貼る方式
があります。更に細かく言うと外壁面から1000mmまでの平面に(土間に)板状の断熱材を貼ってコンクリートからの熱僑を
防ぐと良いです。 壁間にウレタン吹付けをする場合は基礎立上がりに断熱板状でなくウレタンを吹き付ける方法もあります。

基礎断熱方式を取る家の場合は基礎と土台の間に気密パッキンを挟み、通気をなくします。(気密を保ちます)
この場合は、基礎空間も部屋と同じ空間と考えた断熱方式になります。自動床下換気扇を付けて湿度60%以上で排気する方式
を使う場合もあります。床下から温熱、冷熱を取り込むオンレイ等の全館空調の場合は排気はしません。
 もう一つの方法は、基礎と土台の間に基礎パッキンを敷いて(柱下と柱下の間、柱の下、アンカーボルト下だけ入れる
部分タイプと全部つなげるロングパッキンがあります。基礎パッキンは昔の風窓の役割となりますので、床下が冷え込むので床板の下の部分に断熱材を挟む必要があります。床下は外と考えて床板の下で断熱をする考えかたです。この場合は玄関周りとユニットバス廻りのみ気密パッキンを使用して施工します。
 特に寒い地方では基礎の下外面に更に断熱材を入れて大地からコンクリートへの熱の伝わりを遮断します。