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耐震・制震・免震・減震・の話

2018.01.03

今日は地震に対して木造住宅は何工法を使えばよいのか? 何に気を付ければよいのか?を書いてみます。
耐震等級3の家が良い と、4ならもっと良い とおもいますよね!
一番強い家は、三角錘の形の家で窓も屋根もなければ 結構地震には強いと思いますが、
機能的に不便でしょうね。
地震の対策には、引っ張りと圧縮の力を増してあげる事ですが、大きな三角形を作る筋交いと、外壁面を壁面で補強する
事が一般的です。それに増して鋼鉄の筋交いを角に設置する耐震工法、土台下にゴムを使って和らげる免震、移動の
エネルギーを熱に変えてしまうと言う減震などの方法がありますが、どの工法をどこに使ったらよいのかは難しい課題です。
 工法についての特徴は後でお話する事にします。
その前に 耐震等級の話ですが、通常に確認申請の段階では耐震等級は1をクリアーする事を目的とします。
その何倍か強くする事で2になり3 次は4となる訳ですが、病院、公会堂、警察所などの公共物は基本耐震等級4で
作られますが、木造の場合は基本1です。それを2、あるいは3にするにはどうしたら良いのか。
柱を太くして、本数を増やして壁を増やして窓を減らす事が強くするための方法なのです。
 311の東北の時は津波とその影響での放射能でしたが、熊本のときは震度7が2時間後にもう一度合ったと言う事が
大きな問題でした。何が大きな問題なのかというと1回目でダメージを受けてかろうじて維持されているところにもう一度
大きな地震が来たことで倒壊してしまった家がずいぶんあったと言うことでした。そのような事で震度6対応するのではなく
震度7の対応、更にすぐにまた震度7が来る事にも対応する家を建てたいと言う気持ちは皆様お持ちに成って当然に
思います。(工事中)少しでも丈夫な家を建てたいものです。
等級を上げると言う事は 丈夫にすると言うことになりますが、プラス 振動を弱める、他に逃がす、熱に変えるなどの
方法も同時に使う事と、 もう一つ大事なお話があります。
 それは 重心の問題で、いくら耐震等級を上げても、強く作っても 重心を下げる事や重心と剛芯を近づけてバランスを
良くする事も大事な事なのです。
 それには まず 屋根材を軽くする事。 1階の柱の上に2階の柱を置いたり、間取りを上下同じにしたり、細長い家
を造らないなど の方法も大切なのです。
 ちなみに耐震等級2の何倍が耐震等級3なのかと言いますと(工事中)